劇団四季「ウィキッド」@電通四季劇場[海]

kizats2007-10-10

会社を定時で上がって、JR新橋駅から徒歩でカレッタ汐留へ。初めて行ったけどすごいビル群だね。綺麗で見とれてしまった。夜は良いデートコースだと思うよ。
で、目的のWICKEDを観劇。観た感想はというと「素晴らしい!」の一言。鳴り止まない拍手にスタンディングオーベーション連発にと心から感動できた良いミュージカルだった。普通のミュージカルより歌の頻度が高い気がしたよ、とにかく歌が多い。そして二人の魔女のデュエットが素晴らしい。二人の女性がヒロインのミュージカルというと吉沢梨絵の「夢から醒めた夢」以来になるんだけど、今回は歌の迫力が全く違う。グリンダの綺麗な高音域、エルファバの高低安定した音域そして表現力は、デュエットでももちろん良いのだけど、大勢のコーラスの人達と合わさるとすごい迫力だった。
ストーリーは二人の魔女の友情を描いたもので、結果的に二人は良い魔女/悪い魔女と呼ばれてしまう事になるんだけど、これには深い理由があって。派手好きでお嬢様的グリンダは最初は政略的であったにしろエルファバとの出会い(正確には死か?)で成長し、生まれつき全身緑色のエルファバは彼女の純粋さ/正義感が仇となってしまったから。
二人のやり取りは楽しく笑わせるシーンもあり、でも運命に翻弄されている姿は悲しい。フィエロと結ばれたエルファバの愛の歌は美しいし、グリンダとエルファバの別れのシーンも印象的だった。(陛下の歌のシーンはちょっと共感得られなかったけどね。まぁ彼は元凶だから…)。
伏線もいろいろ張ってあって最後にはあっと驚く事実も飛び出してびっくり。とにかくこれはお勧めです。いままでの四季の観劇の中で1番に入るかも!(ライオンキングもスゲーっと思ったけど)。劇団四季にハマる人の気持ちが非常に分かった良いミュージカルでした。
・汐留↓

・四季劇場前(ウィキッド・カフェ裏)のオブジェ↓

■『ウィキッド』(電通四季劇場[海])
グリンダ         沼尾みゆき
エルファバ        濱田めぐみ
ネッサローズ       小粥真由美
マダム・モリブル     森 以鶴美
フィエロ         李 涛
ボック          金田暢彦
ディラモンド教授     武見龍磨
オズの魔法使い      松下武史