劇団四季「この生命誰のもの」

劇団四季のストレートプレイ。けど劇団昴の俳優さんが多かったけどね。
事故で首から下が麻痺してしまった人間の『死にたいという意思』と、病院側の『延命しようとする意思』が対立。一言で言うと『尊厳死』についてのお話だね。
第一幕は正直あんまり面白くなかったけど、第二幕になってからの裁判への流れは面白かった。原作が外国人のせいか、台詞のセンテンスが長くて正直分かり易いとは言えなかった。集中して聞いてないと何言ってるかわからなくなるよ(たとえば「〜が〜だから〜だとしても決して否定できない」とかね。日本語だと述語が最後に来るからなぁ…)。
結末はちょっと意外だったな。いろいろ賛否両論あると思う。裁判終了でスッパリ終幕したのは引き際が良くて、良かったんじゃない?
ちなみに自由劇場だったんだけど、満席じゃなかった。やっぱり劇団四季的にちょっと地味だったのかな。個人的にはセットチェンジ無しで進む劇は好きだけどね。