開放弦 KAIHO-GEN@PARCO劇場
◆開放弦
【作】 倉持裕
【演出】G2
【音楽】渡辺香津美
【出演】大倉孝二、水野美紀、京野ことみ、丸山智巳、伊藤正之、犬山イヌコ、河原雅彦
いやぁラストでボロボロ泣いてしまった…。水野美紀のぶっきらぼうな最後の台詞と遠山君の楽譜に泣かされたよ。カーテンコールとかあんまり記憶に無いし、終わってもなかなか席立てなかった(こんなに泣いたのは初めて)。
観る前はこのキャストってちょっと地味じゃね?とか思ってて実際始まってからも淡々と進んでいくストーリー観ながら「こんなもんか、普通かな」とか失礼なこと考えてたんだけど、後半の風呂敷のたたみ方が見事だった。それぞれの登場人物にちゃんとこの話の決着(ケリ)が付けられてる。
(最近のケラ作品で風呂敷をたたみ切れずに終わってしまうのが印象に残ってたから余計に感動したのかもなぁ)
で、ラストの話だけど、、、
右手が動かなくなった遠山が押弦、恵子が弾弦を担当して共作した新曲。遠山の葬式の後で恵子がみんなの前で弾こうとするんだけど、遠山が書いた楽譜には恵子のパート(弾弦)しか書かれてなくて、いくら恵子がギター引いても全て開放弦になってしまう。
つまり遠山はこれから先も恵子と曲を作って行きたい(一緒に暮らして行きたい)って思っていたから、恵子のパートしか書かなかったんだよね…。
そこに渡辺香津美の原曲がかぶさるんだけど、恵子の弾くオープンコードとハモるのよ…。
はぁまいった。。。で号泣だわさ