NODA・MAP 第11回公演「贋作・罪と罰」

kizats2006-01-14

シアターコクーン松尾スズキの「キレイ」(蘭々版)以来。その時はエンドステージだったから、今回センターステージになっててビックリ(コクーンあの広さでステージ形態変えられるのね…)。席は2階だったんだけど上からステージ全てを見渡せるから逆に良かったかも。

休憩無しの2時間。緩急を付けながら流れるように展開していく演出。シーン切り替え(椅子とポールだけで全てのシチュエーションを表現してた)やSEをステージ下にスタンバっている出演者自らがやっているのが見えるから、舞台にまつわる全ての作業が『舞台』を作ってるんだなって感じさせられた。
ストーリーは、最初は固い話のかなって思ってたら、中盤から笑わせるシーンや台詞*1が増えてきて、ラストは意外にもラブストーリーになっちゃって、決して固いだけの話ではなくて面白かった。最後は哀しいオチなんだけど、理想(志)を持って苦悩しながら進んでいく三条英(松たか子)が凛々しかったー。表情まではっきり見えなかったのが残念だけど、初・松たか子良かったわー。

#今度は現在劇の松さん見たいなぁ

NODA・MAP 第11回公演「贋作・罪と罰
脚本・演出・出演:野田秀樹
出演: 松たか子 古田新太 段田安則 宇梶剛士 美波 マギー 右近健一 小松和重 村岡希美 中村まこと 進藤健太郎
野田地図/NODA・MAP第11回公演「贋作・罪と罰」

*1:古田新太、面白すぎ。でも下ネタ多過ぎ